忍び寄るデジタルプリント

2002年9月18日


ある日行きつけのカメラ屋(コダック系)で受け取ったプリントが異様に鮮やかであることに疑問を抱いた。まるでPhotoshopで自動補正をかけ更にアンシャープマスクも30%どーんといってしまったような不自然な絵。店員にその訳をたずねたところ奥のミニラボに案内された。驚いた、いつのまにかすべてがデジタルプリントに変わっていたのである。業務用の自動スキャナがどんどんとフィルムをスキャンしPCが自動的に補正をかける。どんな細工も瞬時に行うことができるらしい。

これはそのサービスプリントをエプソンGT-8700で300dpiでスキャンしたものである。補正は全く加えていない。カメラはミノルタAL。このネガをクールスキャン8000EDでスキャンしたのであるがフレアが目立ち色調も全く違っていた。このようなプリントでレンズの善し悪しを論じるのは少々無謀であろう。

 

300dpiのデータの中心部である。妙にエッジが立った感じがあるがジャギーは見られない。アナログプリントと見分けることはできないと思う。

 

以下はネガをニコンスーパークールスキャン8000EDで2000dpiでスキャンしたものなので比較して欲しい。明るさは違うがエッジの立ち方やコントラストが違うのがおわかりになるだろうか?

 


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