プロンターII シャッターのレストア

フレクサレットIIIのプロンターシャッターが突然空打ちになった。

2004年12月23日

 

PRONTORIIシャッターが突然不調になった。シャッターはちゃんと切れている音がするが開いていないというやっかいな故障。

矢印の3箇所のネジをはずすとユニットが抜ける。大きな画像はここ
3枚羽根のシンプルなシャッターである。
シャッター駆動リングを含めてはずせるものは全部はずしてベンジンで洗浄する。

裏側の油汚れも多いので念入りに洗浄する。

これで完了と思って組み上げたらやはり羽根はピクリとも動かない。

原因はコレ。コの字型のカムはシャッタ―羽根駆動リングを引っ掛けて回す重要な部品。このカムを外側に押すためのバネが破損していたのである。

これは非常に小さなバネなので掛けなおすのは結構大変なのだ。

このあたりの部品を全部はずす。
このようにバネを作成、うまく掛けなおすことができた。

あとはガバナ・セルフタイマーなどをはずしてベンジン洗浄。組み上げるだけである。

ちゃんと動作していような音がするのに開かないというトラブルは一番困るのである。

このシャッターの付いていたフレクサレットIIIの分解記事はここにある。