千代田光学精工:ミノルタオートコードRA (Minolta Autocord RA)のレストア その2

1957年発売のオートコードRA。6x6に加えてギアを交換すると4x4cm(4x5cm)フォーマットで撮れる。もちろんフィルムは普通の120フィルムである。

2013年6月23日

 

  • ヤフオクを見ていたら、比較的レア機種のオートコードRAを見つけたので落札してみた。
  • この機種はカウンタの部分を取り替えることで、6x6, 4x4(5)サイズを切り替えることが出来る。
  • すでに4x4(5)のカウンタアッセイとマスクは持っていたので、6x6のカウンタの着いたRAを探していたのである。
  • シリアルNo.230928
  • オートコードはすでに10数台整備しているので、とくに問題となるところもない。
  • フードをはずしてミラーとフレレル、それにピングラをクリーニング。
  • ごらんのようにピングラに4x4(5)用の境界が刻まれている。
  • テープを貼っていたので剥がして念入りにクリーニングする。
  • 前板をはずす。
  • この個体は前革がきれいにはがれたのでスキャンしておく。
  • 製造時期によってパリパリに割れるものも多い。
  • レンズはカビのみで問題ない。
  • 過酸化水素水→エーテル・エタノール混合液でクリーニング。
  • シャッターはスロー以外はほぼOKなので完全に分解するのやめた。
  • ガバナーの軸にごくごく少量の注油で終了(カメラ専用オイルをベンジンで20倍に希釈したもの)
  • KENKOのフードが付いていた。
  • なかなかの良い物件である。

外革(200dpiでスキャン)