初代ルビテルの分解・レストア

リコー519を輸入するときついでに買ったカメラ。ほぼデッドストック状態で格安の$30。ベークライト製のカメラでレンズもトリプレット、たいして期待はせずに試写したらこれがたまげたので作例

2001年9月12日

 

 

今話題の?ルビテル166ではない。井田さんのお話では初代ルビテルなんだそう。

ベークライト製のチープなカメラ。

元箱・保証書付きで$30。

ピントグラスが不思議な形。

コンデンサレンズの真ん中を丸くスリガラスに加工してあるので、ここでピントを合わせる。ファインダー自体は非常に明るいのだがスリガラス部は暗くて見づらい。

 

こんなふうに見える。ルーペで見ないと事実上ピントの調整は不可能である。

リコーフレックスのような前玉回転式。

レンズにはカビがはえていたので過酸化水素水で掃除した。

後玉はカニ目ではなく、こんなバネで固定されている。驚く事はない。旧ソビエト製である。

シャッター。スメ8と同じような音がする。超シンプルなシャッターなのである。
カメラの左サイドに格納部があった。あけてみると黄色のフィルタが二枚入っていた。

箱にこんな紙が入っていた。1953年製造らしい。

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