ミノルタ:ユニオマットのレストア

どなたかに頂いてそのままになっていたユニオマット。ミノルタA3と同じテッサータイプのレンズが付いている。

2005年6月19日

 

  • シャッターチャージ不可のジャンク。
  • フラッシュバルブの使用方法が書いてあるようだ。
  • 追針式のセレン式露出計が内蔵されているが、まったく動かない。
  • シャッターはEV表示のプログラムシャッターである。
  • シャッター羽根・絞り兼用の特殊な構造。シャッターダイアルを動かすとシャッター羽根の位置が変わる不思議な仕掛け。
  • チャージ不能の原因はここ。バックラッシュ防止用の金具が変形していた。
  • ペンチで曲がりを修正したが、結構微妙である。
  • 弓形のセレンであるが、オリンパスPENのように表面のマスクで露光量を調整するタイプではない。
  • メータは問題ないのであるが、セレンに全く電圧が出ていない。抵抗をはずして直結したがダメだった。セレンの代用品が見つかるまではこのままで置いておくしかない。
  • レンズ・シャッターブロックをはずす。
  • シャッター内部にアクセスするためには、この状態からカニ目をはずして、更に前から分解していく必要があることに気づいたのは組み立てた後だった。
  • 前面からアプローチしてシャッターカバーをはずそうとしたが、シンクロ接点とMX切り替えレバーが邪魔してはずれない。現状では問題なく動いているのでよしとした。
  • このあたりは普通の構造である。
  • 距離計の基線長は非常に短いが45mm/F2.8という被写界深度の深いレンズなので大丈夫なのだろう。
  • 距離計の調整は矢印の偏心ネジで。
  • この時期のミノルタのレンズにありがちな曇り。
  • 後群レンズの前面がこうなっているものが多い。
  • しかたがないので酸化セリウムで研磨した。