リコー:リコーフレックスVIIMのレストア

  • 昭和31年(1956年)に定価8000円で発売された。
  • 最もよく見かけるリコーフレックスはB, 1/25, 1/50,1/100secのリケンシャッターが付いたものであるが、このVIIMはセイコー製のシャッターが付いており、シャッタースピードはB,1/10.1/25,1/50,1/100,1/300secとより実用的になった。
  • このカメラの中には撮影済みのコニパンが残されていた。現像してみると・・・

2006年10月7日

 

  • 非常にきれいであるが、ヘリコイドが固着して全く動かない個体を3000円程度で仕入れた。
  • VIIMのエンブレム。
  • 製造台数は少ないようである。
  • イモネジ3本をゆるめて連動ギアをはずした後、レンズをはずす。
  • ヘリコイドは完全に固着していた。
  • セイコーのシャッターが付いている。
  • B,1/10.1/25,1/50,1/100,1/300secというスペックは現代でも十分実用的である。
  • 固着した前群をアセトンに一晩漬け込むと、このようにグリスが溶け出す。
  • 歯ブラシなどで古いグリスを除いた後グリスアップする。
  • リコーフレックスのヘリコイドは弱いので力業は厳禁である。
  • 非常に合理的な設計が板金リコーフレックスの特徴である。
  • ビューレンズのヘリコイドは大丈夫であったが、同様にグリスアップしておく。
  • スローは1/10secまでしかないが、構造はコンパーの完全コピーである。