マミヤ:マミヤシックスIVB型の分解・レストア

ジャンクで購入。さすがに高級機、ウェルミーシックスとは造りが全然違う。

2001年10月2日

 

 

レンズにカビ、アカベロ戻らずのジャンク。Zuikoに目が眩んで買った

昭和30年発売のマミヤシックスIVB型。バックフォーカスを従来の偏心円形カムから、4枚のインボリュート板カムに替えて、ボディーの小型化をはかった。

レンズはスイコー、シャッターはSEIKOSHA-MX。

レンズがマミヤセコールSのものもあるらしい。

オリンパス、D. Zuiko F=7.5cm, 1:3.5

前玉はリング全体を左に回すとはずれる。

過酸化水素水でカビとりをおこなったが、コーティングの一部はすでにカビに食べられてしまったあとだった。

軍艦をはずす。バックフォーカシングを実現するための長いアームに注目。

これが自動巻き止め機構。

右のレバーを左に押すことで巻き止めが解除にされアカベロが引っ込む。

左前にあるのがアカベロのロックを行う機構。板バネで爪がかみ合う仕掛け。上下するアームが若干下に行きすぎていたのでテープを張って調整した。

このへんのかみ合わせは微妙。

フロントの外皮ははげてしまっていたのでそれらしい合成皮革で補修。本来はここにマミヤのマークが入る。

ところでこのカメラ、バックフォーカシングになっているので特殊な圧板がある。

これが失われている個体があるようである。

こちらが後ろ側。

300dpiでスキャンしたjpeg画像

こちらが前側。

300dpiでスキャンしたjpeg画像

そんなに難しい構造ではないので自作は可能だと思う。この圧板がないとピンボケになってしまう。

距離計の調整ネジはピント調整ノブの右側にある。

分解する必要はなかったのだがネジをペイントでロックするために開けてみた。

 

マミヤカメラ博物館参照してください。