コニカ:マクロ ヘキサノン AR 55mm F3.5のレストア

ARレンズのなかでは比較的希少品ではないかと思う。

2008年3月28日

 

  • 近所のハードオフのジャンク箱にカビだらけのマクロヘキサノンを発見した。
  • レンズの状態がかなり悪いので一瞬躊躇したのだが、中間リングが付いているので連れて帰ることにした。
  • ヒドイカビである。コーティングを食っている可能性もあるかもしれない。
  • 銘板はゴムで回す。このあたりは全てアルミ削り出しで作られてるのはさすがだ。
  • マウントをはずすと後群は簡単にはずれるので、クリーニングは簡単。
  • 問題は前群。
  • このイモネジをはずすと抜けそうなのであるが、ゴムで回してもびくともしない。
  • 前群の後ろは絞りを開ければ後ろからアクセス可能なので、深追いはしなかった。
  • まずは試写ができることが目標である。
  • このレンズの開放値は3.5。
  • 180度回転すると、開放値が5.2になる。
  • 中間リングを取り付けると鏡胴が180度回転する仕掛けなのである。
  • さすがコニカは芸が細かい。
  • レンズはそこそこキレイになったので試写が楽しみである。
  • なお、ARレンズのマウントが某フォーサーズのデジカメとほぼ同じだそうで、部品をはずして改造してしまう連中が後を絶たない。
  • 小さななCCDで使ってもうれしくないレンズだと思うので、ぜひやめてもらいたい。どうせ数度遊んだらお蔵入りにきまっているし。
  • ARレンズはもう二度と作られることのない文化財なのである。
  • 会社に良識があるならこういう記事の掲載も自重して欲しいなあ。