Meopta(メオプタ): Flexaret(フレクサレット) VIのレストア

チェコスロヴァキアのメオプタ社製二眼レフ。ベラー80mm F3.5の素晴らしさをぜひ体験して欲しい。なにからなにまでアンチローライな二眼レフなのでローライ系のアクセサリは流用できない。フードは必須なのでぜひ同時に入手することをおすすめする。

  • 2002年7月7日
  • 2004年12月8日追加

 

1961-67年に製造された二眼レフ。テッサータイプのレンズであるベラー80mm F3.5の写りには一部のマニアの間で定評がある。

中山慶太(なかやま・けいた) 氏の記事は必見である。

ローライとは全く違う構造である。ミノルタオートコードにやや似ている。

まずフィルム室からカニ目を回してテイクレンズを取り外す必要がある。

シンクロの配線が邪魔になる。
なんのことはない、前板にある4本のネジをはずすとブロックではずれるのであった。二本は貼り革の下、もう二本は距離目盛りのプレートの下にある。

この状態で銘板をはずして初めてピングラにアクセス可能となる。

上から抑えている板バネを手前に引き抜く。

これでピングラが前に抜けるのだ。ローライ系とまったく違ったこだわりの設計である。
ピングラの方眼線は消えやすいのでアルコール綿なので軽く拭くにとどめる。
ヘリコイドを抜く。この個体は砂がかみ込んでいた。
ヘリコイドをベンジンで洗浄。グリスアップの後組み込む。無限遠がきちんと出る位置でレンズボードを固定する必要がある。

なお、シャッターブロックを固定するのはカニ目のテンションのみである。普通の二眼レフはシャッター位置を固定するためのピンがあるのであるがフレクサレットにはない。その代わりに カニ目の真ん中に小さなネジがあってゆるまないようになっている(矢印)。カニ目を回す前にこの小さなネジをチェックすること。決して力技にでてはならない!!!

なお本機のカニ目には力技のあとがくっきりと。。

ピントフードが閉まらない、ビューレンズからシンクロコードがのぞいているというフレクサレットが持ち込まれた。

フードが閉まらないのはなにかの部品が落ち込んだのだろうけど、原因の解明にはここまで分解する必要がある。

シンクロコードが見える件は位置を調整するだけでOK。

2004年12月8日

ローライの真似ではない。フレクサレットはまぎれもなくチェコスロヴァキアで独自に創造されたカメラである。

表面鏡の交換のためにはここまで分解する必要がある。

こういう風に取り付けられていた。

で、犯人はコレ! ネジ一本なのだけど落とし込むとここまで分解する必要があるのだ。

この個体はピングラを国産の某一眼レフのものと交換したのでファインダはきわめて明るくなった。