透過型原稿ユニット付きフラットベッドスキャナとフィルムスキャナの違い

民生用のスキャナを比較してみた。一台は一世代前の普及期エプソンGT-8700、もう一台は民生用のハイエンド ニコンスーパークールスキャン8000EDである。

  • ミノルタTC-1・RDPIIIで撮影されたポジをニコンは4000dpi、エプソンは3200dpiでスキャンし横幅700ピクセルのJPEG画像(40%圧縮)に縮小した。
  • 補正を行えば700ピクセル程度の画像で表示する限り両者の差は小さいと思われ、ウェブ上の画像情報としては問題ない。
  • フラットベッドスキャナの解像度や色再現性を考えるとレンズやフィルムの描写を論じるに不十分である。
  • ポストプロセッシングは条件によってはかなり違和感のある補正を行う。
    横幅1400ピクセルの画像→ニコンエプソン
2002年7月27日

 

 

Nikon SuperCoolScan8000ED

Nikon SuperCoolScan8000EDで4000dpiで取り込み。無補正。1400ピクセル(200Kbyte)
Nikon SuperCoolScan8000EDで4000dpiで取り込み。Photoshop 5.5で自動補正。

 

EPSON GT-8700F

EPSON GT-8700F(透過型原稿ユニット付き)で3600dpiで取り込み。無補正。1400ピクセル(144Kbyte)
EPSON GT-8700F(透過型原稿ユニット付き)で3600dpiで取り込み。Photoshop 5.5で自動補正。
EPSON GT-8700Fの画像を色調補正しアンシャープマスク30%

 

Nikon SuperCoolScan8000EDとEPSON GT-8700Fの解像度の比較

Nikon SuperCoolScan8000ED
EPSON GT-8700F
Nikon SuperCoolScan8000ED
EPSON GT-8700F

ポストプロセッシング(ROC 5, GEM 3)で補正すると・・・

Nikon SuperCoolScan8000EDで4000dpiで取り込み。Digital ICE+ポストプロセッシング。
Nikon SuperCoolScan8000EDで4000dpiで取り込み。Digital ICE+ポストプロセッシング。Photoshop 5.5で自動補正。