パイオニア:レコード・プレーヤー「PL-X9」
パイオニアのシスコン・サイズ(死語)のレコード・プレーヤー。
オークションでターンテーブルの繰り出しの出来ない不動品を入手した。
ターンテーブルは17cmサイズなので小さいが、非常に重い。
仕様:モーター Quartz PLL DC サーボモーター
回転ムラ:0.02%以下(WRMS/FG直読法)
SN比:78dB以上(DIN-B)
カートリッジ:MC型(交換針、PN-41MC)
付属機能:プログラム選曲、オートリードイン、オートリターン、オートカット、オートリピート、スキップ、オートディスクサイズ
外形寸法:320(W)x98(H)x210(D)mm
重量:7.5 kg
SH・ローター方式&コアレスモーター採用
プログラム選曲・フロントローディング型フルオートプレーヤー
PL-X9 Quartx PLL 定価69800円
光学式デュアル愛センサーとマイクロコンピューターで制御する高性能プログラム選曲機構を採用。LPレコードの曲を、8曲15ステップまで、好きな順序で聞くことができます。さらに、奥行き21cmで狭い棚にもスッキリと収まり、積み重ねもできるコンパクト設計。高出力MCカートリッジとクォーツDDモーターの採用により、高音質も追求しています。
カバーを固定しているネジ5本をはずすと、カバーが後ろに抜ける。
当時としては高密度にパーツが実装されている。
マニュアルが手に入らないので、この半固定抵抗がなんのためにあるのかわからない。
手前の4本がアームの制御用のケーブルだと思われる。
こちらはカートリッジからの出力とアースだと思う。
結構半田はあやしい。クラックもありそう。
基板をはずすためにはこのあたりの半田をはずしておく必要がある。
ターンテーブルアッセイを繰り出すためのモーター。
このゴムが伸びて空回りするのである。
手持ちの45mmφ角ベルトに交換した。
仮組み上げ状態でテスト。
最初のうちは針が内側に下りたり、演奏が終わってもアームが上がらなかったりといろいろあったが、しばらく使っていると正常動作をするようになった。
不思議だけど、まあいいか。
START/STOPボタンを押すと、ターンテーブルが繰り出してくる。
レコードを載せると少しターンテーブルが後退した後、音もなくアームが繰り出し、ふわっと針が下りる。
再生の順番を設定することも出来る。
実にかわいいヤツなのである。