ONKYO M6IIのエッジ交換
70年代後半に発売された中型のスピーカー(392×680×375mm、24Kg)。
31cmウーハーと4cmトゥイータの2ウェイ。
ウレタン製のエッジが完全に脱落したものをハード○フのジャンクコーナーで2100円(税込み)で発見、ただちに保護した。
ポリウレタン製のエッジは10年ぐらいすると加水分解してこうなる。
ネットを検索してみると、”バックアップ材”を半分に切ったものを型に使ってエッジを作っている人が何人もみつかった。
さっそくホームセンターに行って15mm径のバックアップ材を買ってきた。
コーンの直径240mmで作ってみる。
型にスプレーのりを拭きつけて布を貼る。
その上に水性ゴムのり(シャッターの補修用に購入してあったもの)を2度塗りするとちょうど良い弾性を持ったエッジが出来上がる。
いろいろな布を使って試してみた。あまり薄いものより、ポロシャツぐらいの厚さが良さそうだった。
速乾性のものよりある程度ゆっくり硬化するものが良さそう。
今回は、セメダインのスーパーXクリアを使った。
以前にJBLのLE8Tのエッジをポリウレタン製の代替エッジで張替えた経験があるので、この作業を難しくなかった。
ボイスコイルをこすらないように接着するのが肝心。というかこすったらアウト。
ポロシャツなので多少目は粗い。
でも、結構いい感じに仕上がった気がする。
じつは、ネットでポリウレタン製のエッジが2本7000円で売られているのを発見したのであるが、2100円のスピーカーに7000円はいささか過大な投資であると断定せざるを得ない。
完成!、これでいいのだ。
で、早速鳴らしてみると、これがもの凄い。
容赦なしのブリブリ低音!。
中・高音もコーン一発そしては繊細。
ポロシャツに水性ゴムを塗っただけのインチキエッジなので、このスピーカーが現役だった頃の音と同じではないと思うが、これはこれでかなりのハイレベル。
バブル時代のフロアスピーカーは侮りがたい。
ネットワークの切り替えに使われているアルプスの汎用型ロータリースイッチ(4回路3接点)の接触不良があるので交換が必要である。というかセレクタ2に固定して配線したほうがいいかもしれない。
材料代
M6II本体 ... 2100円(ハー○オフ)
プラ板 .... 105円(100均)
バックアップ材...5mで380円(ホームセンター)
水性ゴム...1200円ぐらい(ホームセンター:5-6年前に買ってあったもの)
子供の着れなくなったポロシャツ...0円
セメダイン スーパーXクリア... 399円