Chorale社 6V6シングル・アンプ


 

  • ヤフオクでよくみかける中国製真空管アンプ。
  • 6V6シングルと表記されているが、実は6P6Pという互換球らしい。
  • 初段は6J8P(6SJ7の互換球らしい)。
  • 立派(に見える) トランスが3個乗っているのに新品で10000円程度
  • 手持ちの42でアンプを作ってみたいと思っていたので、部品代と考えてポチってみた。

 

  • 出力トランス・電源トランス・シャーシだけでも国内で調達したら2万円は下らない?
  • これで1万円というのは破格かと思った。
  • 到着して愛用のDIATONE P-610Aにつないで鳴らした。
  • う〜ん、これは。。。歪みっぽいし、レンジも狭いし、ノイジーだし。。。いかん。
  • 裏蓋を開けてみると、実に割り切った設計で、最小限の部品で作られている。
  • 見栄えの良いトランスをひっくり返してみるとこれ。
  • 入力100V、出力110V 350mA(マジックで100Vを消して110V)、6.3V 4A。
  • なぜ110Vかと思って回路を追っかけてみると倍圧整流してある。
  • その先に付いているのがこの日本ケミコンKMG風(?)の47μFが二本。
  • となりの15kΩも怪しい。
  • もちろんチョークなんてない。こんなんでいいのかと思ってしまう。
  • これは私が普段使っている”本物”の日本ケミコンKMG。
  • 上のケミコン、色といいロゴといい、なんだか違う。
  • あやしい、実にあやしい。
  • このGermany製(?)のコンデンサもひじょーに怪しい。
  • これはいかん。ということでさっさと分解することにした。
  • 基板はシャーシに六角ボルトで固定されている。
  • 実に割り切った設計が行われているのがわかるだろうか。
  • 速攻で分解www
  • 手持ちのジャンクをフルに活用して組みなおした。
  • 回路は「真空管パーツ販売 フロービス」様の図面を参考にかなりモディファイした。
  • 初段が6G6G(GTベースのST管風)、出力管が42(ご存知5球スーパーで多用された出力管)である。
  • この6G6Gは6ZP1に似た球らしく、ドライバとしてはたいへんパワフル。ウエルカムのKT88アンプキットの初段に使われていたようである。
  • で、鳴らしてみた。すっきりとした42サウンドで納得!
  • 音は5球スーパーのものではなく、完全にオーディオアンプである。
  • この中国製アンプは”部品と考えると”コストパフォーマンスが高い!
  • 10dBぐらいNFBをかけてF特(1W時)を測定してみた。低周波発振機National 7201A、ミリバルNational VP8631A。
  • このホームページにExcelのマクロが公開されている>Thanks !
  • 低域は少し減衰するけど実に素直なトランスであることがわかる。
  • ちなみに2つ端子が出ている。よくわからないが多分4Ωと8Ω。
  • 0.1W時の歪率は0.7と優秀。
  • 1W時は2.3%と少し悪い。
  • 自分で回路をいじったのが原因なのかもしれない。
  • 聴感上はまったく問題ないので良しとする。
  • 骨董品のオシロで10KHzの方形波を見てみるが、まあこれでいいだろう。
  • ということで、この中華アンプは「素材として」たいへんすばらしい!