四川省国営兵器廠?:珠光S-201のレストア

中国製の一眼レフ「珠江(Pearl River)S-201」。1972年に発売されたらしい。外見はニコンF2風であるが、中身はミノルタSR系である。シャッター不動のジャンクを4000円ぐらいで手に入れた(ちょいと高いぞ)。製造元は北方工業公司と書いてあるサイトもありよくわからない。中国のサイトに”珠江S-201是1972年由中國--華光,明光,金光,永光,四家儀表廠聯合開發製造,屬全手動走簾幕式狹縫快門135相機,取景頭可換,無測光,取景頭有眼”とあり、なんとなく意味がわかる。1972年に華光,・明光・金光,・永光の四つの会社が協同して造ったカメラと書いてあるようである。

2005年12月14 日

 

  • シャッターは布幕フォーカルプレーンシャッターでB, 1, 1/2, 4, 8,15,30, 60,125, 250, 500,1000。
  • X, FP接点付き。
  • 交換レンズはMG「光明」、JG「金光」、HG「華光」、YG「永光」の四社が発売していたとのこと(在広東少年さまからの情報)
  • このレンズはHG-04017224 1:2 f=50mmなので「華光」製か。
  • 大きな特徴はこのようにファインダ交換式であること。ウエストレベルファインダがあるようである。
  • 巻き戻しノブの上にニコンF2のガンカプラーのようなシューが取り付けられる。
  • シャッター不動の原因をさぐるため底部を開けてみた。どうやらシャッターのシーケンスがおかしくなっているようである。
  • マウントはミノルタMDマウント風であるが、普通のMDレンズはあと一歩のところで付かない。
  • なんとトップカバーは真ん中で二分割されている。こんなのは初めて見た。
  • やはりこれはミノルタSRクローンだね。
  • X接点、FP接点に行く配線。
  • セルフタイマーはこの位置。
  • マウントをはずす時、フランジバック調整のためのワッシャがたくさん入っているので落っことさないように注意。
  • どこかで見た構造。
  • ミラーボックスをはずすためにネジを緩めた。
  • 動かしているとガチャっと正常なシーケンスに復帰したので、今回は注油だけでよしとすることにした。
  • ここは不思議。シャッター幕に穴を開けている。軽量化のためなのだろうか。でも不思議。
  • 中国制造(MADE IN CHINA)の刻印が誇らしげである。
  • ファインダをはずした状態。スクリーンはネジ止めされている。交換スクリーンははたして存在していたのかな?
  • やっぱりミノルタSRだね。
  • ここはミラーアップレバー。