ローライフレックス・オートマットMX (Rolleiflex automat MX):のレストア

1951年発売のローライフレックスV (ローライフレックス・オートマットMX)である。

2003年7月21日

 

カメラ好きの方の遺品。長く放置されていたようである。シャッターは切れない。

レンズにもカビがみられる。
目立つ傷はないのであるがシャッターボタンが曲がっている。皮ケースに入れたまま落下させたのだと思う。
裏蓋のロック部も錆で固着していた。これはCRCで解決。
4本ネジをはずすと前板が抜ける。前板の裏側からたたいて凹みを修正した。
セルフはここ。注油するとだいたいOK。
カビはオキシドールできれいにとれた。
左が今回レストアしたローライフレックスオートマットMX(クセナー)、右がオートマット(テッサー)。

スローがおかしくなったのでシャッターも開けた。

右下がMXの切り替え。前板の組み込みのときこのカムと前板の後ろに出ているピンを合わさないといけないのでちょっと面倒。

前板には「シンクロコンパー」とあるが内部構造は普通のコンパーラピッドにMX切り替えがついただけに見える。こういうのもシンクロコンパーと言うのだろうか??