ペンタックス:PC35AF(オートロン)のレストア

HIROさんから頂いたカメラ。電池室に液漏れがあり動作が不安定であった。Pentax Lens 35mm F2.8の写りには定評がある。

2002年7月6日

 

電池室周辺に激しい液漏れがある。分解しなくてはきちんとしたクリーニングは難しい。

AFカメラなのに手動巻き上げ(別売でワインダーあり)という珍しい仕様である。

ますは底板をはずす。これはネジ3本で簡単。

ASA(ISO)調整用のノブとその下にある金属板は乗っけているだけなので前板をはずした時にバラバラになるが心配ない。

トップカバーをはずす。これも簡単。いにしえのAFモジュールが姿を表す。
ビハインドシャッターである。

前板をはずすには外から見えているネジを1本、フィルム室から3本はずした上、電池室内部にあるネジを1本はずす必要がある。

この時代の標準的なAF機構。階段状のギアでピント調整を行う。ステップ数はせいぜい6-7段ぐらいだったと思う。
この円板は圧電ブザーのようである。ただはめ込んでいるだけ。
ファインダーの上蓋はテープで固定しているだけである。クリーニングを行う。

ストロボのモジュールの下に乾電池の接点がある。このネジをはずして接点のクリーニングを念入りに行った。この時代はまだフレキがないのでなんとかなることが多い。

以上で完全に動作するようになった。

後継機より軽くていい。これがレンジファインダーだったらなぁ。