オリンパス:オリンパスフレックス(Olympusflex)A3.5型のレストア

昭和27年8月発売の二眼レフ。ビューレンズがZuiko F.C. 1:3.5 f=7.5cm、撮影レンズがD. Zuiko F.C. 1:3.5 f=7.5cmである。オリンパスの歩みも参照のこと。

2003年1月19日

 

  • 自動巻き止めがダメ、それ以外はなんとかOK。
  • ミラーはこの程度の劣化。はずして中性洗剤で洗う。
  • 表面鏡である。レンズクリーニングペーパーなので拭くと傷だらけになるので注意。
  • とりあえず簡単にはずせるところはこれだけ。
  • 肝心のレンズは定評のある「ズイコー曇り」には陥っていなかった。この時代のズイコーは本当に曇りやすいので注意が必要である。
  • 自動巻き止めの仕掛け。ローライコードのパクリではないオリジナルな機構がみられる。
  • 前板繰り出し部のグリスは飴色に劣化していたがスムーズに動くのでそのままにしておいた。他の分解できる部分には洗浄・注油を行った。
  • 自動巻き止めが働かない原因は赤矢印のスプリングの破損。黄矢印の爪を軸の方向に押しつけることで巻き上げが止まるのである。
  • 巻き上げが逆転可能であった。分解してみるとこのスプリングの折り曲げ部分が破損していた。ペンチで整形して事なきを得る。
  • 二眼レフを開けると外皮がバラバラになるのは決まり事である。
  • 今回は100円ショップのトラベルポーチから切り出した。