オリンパス:μズーム115のレストア

1997年4月に発売されたコンパクトズーム。行き着けのカメラ店の社長が捨てるというので10台ほど引き取ってきた中に入っていた。俗に「天狗の鼻」と呼ばれる38-115mmズームレンズが特徴。115mmでは開放F値が9.7とありがたいスペックである。

2006年7月13日

 

  • CR123を入れても電源が入らない。
  • フロントカバーをカチャカチャ開閉していると時々電源が入ることに気付く。
  • 後ろ側から分解したが何の意味もなかった。
  • フロントカバーははめ込んでいるだけで、力技ではずすのが正解。
  • このひ弱そうな部品がスイッチ。突起部がフロントカバーの溝にはまって動くのである。
  • フロントカバーのこの部分が割れてしまっている。
  • そのためにカバーが「開きすぎる」
  • そうするとピンの頭が溝からはずれる。
  • スイッチはこのように二段重ねになっていた。
  • このピン、きちんとついているようで実は折れているのである。
  • カバーが「開きすぎる」とほぼ確実にここが折れるという仕様である。強度的には爪楊枝の1/10程度しかないのである(笑)
  • ここをプラで作るというのもスゴイ根性であるな。
  • ルーターで0.6mmぐらいの穴を開けて金属棒を接着した。
  • この状態でカバーが開きすぎると、今度は下のプラ部品が折れる。
  • ボディ側の溝に金属棒を切ったものを接着して「開きすぎない」ようにした。
  • なお、上にある二つの穴にはベアリングとスプリングが入っていた模様である。
  • 天狗の鼻は健在であった。