日本光学:ニコン(Nikon) F
のレストア
125sec以上でシャッターがまるで開かないジャンクをもらってきた。
2005年1月27日
底板をはずす。
上の矢印が先幕、下の矢印が後幕のテンション調整。
上にある小さなネジがロック用、横にある大きなネジがテンション調整用。右回りでテンションが上がる。
前幕のテンションをややあげて、後幕のテンションをやや下げると1/1000secもほぼまともに切れるようになった。
幕がきちんと開かない場合はシャッタードラムなど内部機構の油切れが原因であることが多い。きちんと調整するためには完全に分解して洗浄・注油するべきである。
ニコンFはかりにもフラグシップ機であるので露出計以外はニコンでオーバーホール可能である。
実用的に使うためには正規のオーバーホールに出すことをお勧めする。
きっと2万円以下で新品同様になって戻ってくるだろう。