ミノルタ:ミノルチナSのレストア

鏡胴グラグラのミノルチナS。当時は35ミリフルサイズの距離計露出計連動カメラで世界一軽く薄く小さいのが売りだったらしい。540gもあるのだけど。レンズテスト

2002年11月20日

 

  • 1964年11月で発売時価格 20,000円だったそうである。 シャッターは切れるが鏡胴グラグラ。
  • Rokkor-QF 1:1.8 f=40mmとある。4群6枚のガウス変形タイプのレンズ。
  • シャッターはセイコーSLV。コンパーラピッドのようなシャッター。
  • 妙にかっこいいロゴ。
  • 前からとりあえず開けてみる。銘板にはカニ目がないのでテンションをかけて回す。
  • 鏡胴内部に抵抗体がありそれにブラシで接触させることで露出計をコントロールする。セレンの外光式である。
  • シャッター蓋はネジで固定されている。シャッター自体には問題なく少量の注油を行っただけである。
  • グラグラの原因は後ろにあった。レンズボードをはずして後玉をはずさないと解決できない。このカニ目がゆるんでいた。
  • 露出計の配線は単なる直列接続。
  • 半田付けが怪しい。どうもかなりいじられた形跡がある。
  • この時代の露出計をあてにすることはできないので現状のまま使うことにした。セレンとメータは生きている。