ミノルタ:ミノルタフレックスIII型のレストア |
ヤフオクで2200円で落札したボロのミノルタフレックス。撮影レンズが(C) ROKKOR1:3.5 f=75mm No.1811154 CHIYOKO、ビューレンズが VIEW-ROKKOR 1:3.2 f=75mm No.1822363。 1954年製のミノルタフレックスの最終型III型のようである。・ 古い作例 ・撮影レンズをMeoptaのBelar 80mm 1:3.5に換装 2002年5月1日 5月6日改訂 |
ボロボロ。レンズもヤバそうだがクリーニングするとそこそこに回復した。シャッター・巻き上げ共に不動。 |
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一番下にあるレバーがシャッターチャージ兼レリーズノブ。向かって左に押せばチャージ。右に押せばレリーズとなる。
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前板をはずす。 | |
前玉をはずす。 | |
レンズボードをはずす。四点でネジ止めされているが平面性を調整するためにワッシャが入っている。どこに何枚入っていたか控えて置いた方が良い。 |
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レンズボードの裏側。セルフコッキングではないが巻き止め機構と連動する仕掛けがあり巻き上げないとシャッターチャージができない。 | |
シャッターはセイコーシャラピッド(B, 1〜1/500sec)と豪勢な仕様。各部に注油するだけで動きはじめた。 | |
自動巻き止めがはたらかない。 | |
切り込みが入った真鍮の円板は巻き止めのための重要部品。 矢印のところのピンが飛んでいた。写真は穴にピンをさし込んだ状態。 |
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巻き止めの機構はワルツフレックスとほぼ同じなのであるが、巻き上げノブがロックした状態でないとシャッターがチャージできないようになっている。ここの仕掛けが固着していた。 | |
ハンダ付けでなんとか・・・ |
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相手が真鍮製なのではんだ付けでなんとかくっついた。 あらかじめピンとリングの両方にハンダをのせておかないといわゆる「イモハンダ」になる。この部分は結構力がかかるのでしっかりと固定しておくこと。 |
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オキシドールでクリーニングするとここまで蘇った。 | |
なんとか使えそうな状態になったので外皮を張り替えた。 材料は例によって100円ショップのバインダである。 |
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