コニカ:EYE 3のレストア

  • 1968年11月に発売されたハーフカメラ。1964年に発売されたKonica EYEの最終型。
  • 初代EYEはHEXANON30mm F1.9であったが、EYE2と本機は32mm F1.8になっている。
  • EYE2にセルフタイマーとシャッターロックを追加したものがEYE3らしい。

2007年10月31日

 

  • 浦安在住の某有名ライター様から頂いた物件。
  • シャッター空打ち、メータ振れずのジャンクなんだけど、外観は大変きれい。
  • 1968年に発売された名機コニカC35のベースになったカメラのようである。
  • Cds周り、ヘリコイド、シャッターがほとんど同じである。
  • 型のごとくトップカバーをはずす。
  • なんらトリッキーな仕掛けはない。
  • メータはやや大型だが、コニカC35とほとんど同じである。
  • 距離計はないが、ファインダ内に距離情報(アイコン)とシャッタースピードが表示される。
  • 外皮を剥がしてレンズボードをはずす。
  • そのとき、このバネを紛失しやすいので注意。
  • これを飛ばすと巻き止めが働かなくなる。
  • 矢印がメータの針。
  • くわえ込み式オートの仕掛けはすでに完成されている。
  • ファインダの裏側。
  • 対物レンズの一枚はプラレンズなので掃除の時注意。
  • 構造はまんまコニカC35である。
  • おなじみコパルの平面シャッターである。
  • バルブ・プログラムオートとストロボ用のマニュアル(F1.8, 2.8, 4, 5.6, 8, 11, 16)。
  • マニュアル時は1/30secになる模様。
  • シャッターを下ろしてみると、液漏れのため配線が腐食していた。
  • 電池ボックスもかなり腐食していたが、清掃・再ハンダ付けでなんとか復活。
  • シャッター内部まで液漏れがしみ込んでいて、シャッター開閉カム、フライホイールが固着していた。
  • 羽根も固着のためベンジン浴。
  • なかなかよく出来たハーフカメラである。
  • なお、電池ボックスがシャッターに近接しているため、液漏れすると重大なトラブルの原因となりやすい。