中国製:長城

ミラーシャッターの一眼レフ。ピロートスーパーのコピー機だと言われている。6×6判だが6×4.5判用のマスクが付属している。レンズはLマウント、つまりバルナックライカのレンズと同じマウントなのであるが、交換レンズの存在は未だ確認されていない。試しにLマウントレンズをつけてみたら超近接専用になった。長玉を付けけフランジバックを調整すると無限遠が出るらしい。 古い作例

2001年12月31日

 

 

Great Wallの雄姿。かつてハンザが輸入販売していたそうである。

堂々たる(嘘)一眼レフなのである

 

これが迷玉、長城 90mm F3.5。

カメラレビュークラシックカメラ専科No.56『モダンクラシックロールフィルム編』p52-53, 2000の『長城DF-4』前田大介著を見ると、レンズは3群4枚のテッサータイプでモノコートだそうである。

ピントグラスは全面フレネルレンズで真ん中にスプリットイメージがある。ピントは合わせやすい。
とりあえず分解掃除してみる。普通の二眼レフと同じ構造でただミラーが上下するようになったカメラなのである。

セルフコッキングではもちろんない。シャッターを切った状態。この状態ではファインダはもちろん真っ暗。

非常に情けない『パコッ』という音とともにシャッターが切れるのである。もちろんミラーは復帰することは永遠にない←シャッターをチャージすれば復帰する。

シャッターをチャージした状態。

シャッター駆動機構は側板にあると思われるが今回はあけていない。ど〜せあっと驚く簡単シャッターなのであろう。

およそ故障するところがないようなシンプルなカメラである。

マウントはM39マウントなのでLマウントレンズが使えそうであるがダイカストボディが邪魔をする。

エルマー35mmをつけてみた。マウントは同じであるが距離計のカムが干渉して十分にねじ込むことはできない。

もちろん無限遠はでず、ワーキングディスタンスは5cmmぐらいの超近接専用となる。試しに135mmのLマウントレンズを付けてみたがこれはひょっとすると無限遠がでるかもしれない。