フジカ:コンパクト35の分解・レストア

メーター不動のジャンク。作例

2001年11月13日

 

メーター不動のジャンクを安価で買った。シャッターはOK。

フジノン 38mm F2.8である。フラッシュフジカのレンズの前身かもしれない。前玉回転式のゾーンフォーカス機である。
外皮をはがす必要がある。上面の皮を全部はがす必要はない。矢印の部分が分かれているのでここから左に向かってはがせば良い。

デミと同じモナカ構造。

造りはフジカハーフ全く同じである。ようはフジカハーフの35mm版。オリンパスペンEEとトリップの関係みたいなもの。

 

前のネジ4本をはずす。
トップカバーをはずすためには後ろ側のASA調整ダイアルをはずす必要がある。

針くわえ込み式のオート。別に壊れてはいなかった。メーターの針をちょんと動かすだけで復帰してしまったのである。

これは長いこと使われていなかったEE機によくある現象である。

ファインダーの豪華な構造にたまげる。二つのプリズムを組み合わせている。