これも、もらったカメラです。 キャノネットのような外観ですが中身は全然違います。台湾製だし。 症状は
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軍艦をあけるのにちょっと手間取りました。ホットシューのプレートの下に隠しネジが四本あります。これをはずさないと軍艦はあきません。 軍艦は金属製のように見えますが、実はプラスチックです。
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単3電池を二本直列にしたものをつないでチェック。電池への配線が断線していました。 これは再配線で解決。オートも問題なく動きました。 |
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レンズボードをはずします。 電磁石らしきものがあります。巻き上げと機械的連動はなく、どうも電磁シャッターのようです。 セルフは、ベンジン洗浄・注油で回復しました。
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ところが、シャッターがきれません。 この基板をはずして、原因を探ります。
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結局、フィルムカウンタもはずす必要がありました。 矢印のカムの間に、シャッターボタンと連動した円錐状のピンがはいって、このカムを押し広げる仕掛けのようですが、ここが完全に固着していました。 さらに、このカムに連動している巻き上げのストッパーが変形していました。どうやら、前の持ち主が力任せに巻き上げレバーを回してしまったようです。 たいへんチープなカメラの割に、レストアは大変でした。
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感想:エレキで動く機械のレストアは大変。 時定数を決めるコンデンサあたりが劣化していると、まったくのお手上げになります。 |
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キャノンカメラミュージアム
によると
ということだそうです。 |