京セラ:コンタックスG1のレストア

  • 福岡の610大人からいただいたコンタックスG1+プラナー35mm/2.0。1994年に発売されたときはバブリーな価格設定の高級機だったが、京セラカメラ事業から撤退の際にはあっさりとサポートを打ち切ってしまった。
  • 開けてみると、ソ○ータイマーならぬ京○ラタイマーが仕掛けられていたのである。サポートを打ち切りたくなる気持ちはよくわかる(笑)

2008年10月8日

 

  • シャッター・AE関係は問題なさそうだが、AFギアがガーガーと空回りするジャンクである。
  • 外装はチタンらしいのだが、内部はプラ部品。
  • このあたりのネジもプラ部品にセルフタッピングビスなので、締めすぎるとすぐにバカになる。
  • さすがに高級機だと感心した。
  • ここはレリーズのコネクタだと思うが、このリングが実にはずしにくくて困る。
  • 素人が開けることがないように守ってるのだろう。
  • ゴムで抑えて回すとなんとか抜けたが、カニ目を作って強行突破しないといけない個体もあるだろう。
  • きっと専用の治具があったものと思われる。
  • ダイアルは普通にはずれるが、ほとんどがプラ部品であるため、破損に注意が必要である。
  • さすがに高級機の作りは一味違う。
  • トップカバーの裏面。
  • なんとなく167MTの面影を感じる。
  • 前カバーは右はネジ3本、左は両面接着テープだけで止められている。
  • さすがに高級機である。
  • 前板を抜くのは難しくないと思われるが、ひとまずここまでの分解で原因を探ってみる。
  • AFギアはこのあたりにありそうなので、フレキのハンダをはずしてみる。
  • そうすると現れたのはこのプラギア群。
  • ここがすべっているのである。
  • さすがに高級機である。
  • 矢印の部分にアルミ板で作ったスペーサを入れることで、ギアのアソビを小さくしてみた。
  • とりあえず、AFは快調に動きはじめた。
  • 外装はチタンでなくてもいいから、こういうところを金属で作るべきではないのかしらね。
  • 高級機なのでこれ以上の追求は中止し閉腹した。やれやれ。