コニカ:C35FDの分解・レストア

純正ストロボといっしょにジャンクで購入。ミノルタHiMatic7SIIに似ているが内部構造は異なる。 古い作例(1

  • 2001年10月17日
  • 改訂2002年4月14日
  • レンズにカビ、メーター引っかかりのジャンク。出来心で買ってしまった。
  • 軍艦部の構造はC35Flashmaticに近いが微妙に違う。ミノルタHiMatic7SIIとも非常に似ている。
  • メータは一番下に来たときに引っかかるので、レッドゾーン少し下に小さなモルトの切れ端を貼って逃げている。本来はメータをはずしてベンジンで洗浄すべきだろう。でも失敗するとEE専用機だけに痛い。
メータの上に乗っているのはフラッシュマチックの仕掛け。
  • メータの後ろ。アッテネータはなく固定抵抗。
  • この景色はミノルタHiMatic7SIIと全く同じ。シャッターがCOPALだから似ていてもいいが、全くといっていいほど一緒。
  • ミノルタHiMatic7SIIと並べてみた。
  • 大きさはほぼ一緒。
  • C35FDの鏡胴。
  • ミノルタHiMatic7SIIの鏡胴。
  • ISOの切り替え部は全く同じ。
  • レンズのスペックは微妙に違う。
    • C35FD: HEXANON 38mm F1.8
    • HiMatic7SII: ROKKOR 40mm F1.7
  • ハイマチック7SIIのレンズはたぶんハイマチックEのレンズと同じだと思われる。実写してみると圧倒的にHEXANON 38mm F1.8のほうが良い。

シャッター不動のジャンク

  • 平成14年4月13日
  • シャッターチャージ不可のジャンクを入手したので、また分解してみる。
  • どちらかいうとC35フラッシュマチックに近い構造。
  • Cdsへの配線をはずす。
  • 距離計をはずす。あまり意味のないプリント基板が接着されていた。
  • レンズボードをはずす。
  • メータとCds、電池は直列につながれている。
  • メータには直列・並列に微調整用の固定抵抗が入っている。
  • このカメラの測光は3段ぐらいオーバーだったのでCdsの前面にNDフィルタ代用のモノクロフィルムの小片を入れて調整した。
  • プリント基板はラグ板の代用にすぎない。
  • 後玉をはずす。
  • カニ目をはずすとヘリコイドとシャッターブロックが分離する。
  • このコパルシャッターは普通のレンズシャッターと向きが反対なのであった。
  • チャージ用のカムの油切れのため底部のチャージ用クランクが変形してしまっていたのである。
  • バラバラ!!
  • このコパルシャッターは手強い構造であった。