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- 先日、さるお方から大量のカメラをいただいた。
- その中にオートハーフEが入っていたので早速整備を行なうことにした。
- シャッター不動のジャンクである。
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- フロントカバー開放の方法は他機種とほぼ同様。
- 「裏蓋OPEN」の部品を取り外したあと、このようにシンクロと三脚穴のカニ目をはずす。
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- シャッター不動の原因はカム・歯車の固着。
- シャッターと絞りはOKだった。
- セルフタイマーがないため、ずいぶんシンプルな構造である。
- メータは弱いながら振れている。
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- オートハーフはチャージ不要のエバーレディシャッターなので、矢印のシャッターロック用カムを右に動かせば何回でもシャッターが切れる。
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- セレンに直列に入っていた抵抗。
- 実測で2.4KΩ。
- これを取り外すとメータが元気良く振れるようになった。
- オートハーフでセレンが生きている個体は珍しく貴重である。
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- レンズクリーニングのため前群をはずす。
- クリーニングのために「カビキラー」を使う人もいるらしいけど、成分は「次亜塩素酸塩、水酸化ナトリウム、界面活性剤、 etc」!とても光学製品に使えるものではない。
- オキシドール(過酸化水素の3〜4%水溶液)の使用を強くおすすめする。
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- 次いで中玉をはずすと、二枚羽根の絞りが現れる。
- はずしてクリーニングしておくと良い。
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- 最後にピント調整を行なう。
- バルブがないので、このように薄いプラ板をはさんで強制的にオープンする。
- 2.5mはやや近すぎる気がするので3.0mに固定した。
- きちんとしたヘリコイドが付いているので、ゾーンフォーカスへの改造は」難しくない。でもオリジナルのまま保存が基本。
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- オートハーフの泣き所は、このような問答無用のモルト。
- 遮光をモルトに頼りきった設計はいただけない。
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